ALSの方へのメガネ作り ~コミュニケーションを大切にするために
ALSの方はアイトラッキングや視線やまばたきでのコミュニケーションがとても重要になっています。
見る対象物の距離は個人個人で異なり、ピンポイントで度数を合わせていくことが必要とされます。
検査にどのくらい時間がかかりますか?
視力検査は確認をして合わせて、確認をして合わせての繰り返しで、所要時間はどうしても長くなってしまいます。
平均的には1時間前後が所要時間となっていますが、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の方は2時間前後必要と思います。あまり時間を掛けすぎてもご本人が疲れてしまうので、緩急を混ぜて進めていきます。休憩を挟むこともあります。
ちょっとした違和感。。。
メガネを合わせていく際に考える要素は多くあります。
頭の角度 しっくりくる体勢 メガネの位置 鼻パットの当たり具合、などなど。
また、プリズム(光の屈折角を変える度数)という度数が必要になることもあり、遠方視、近方視によってもその度合いは異なります。
どのようなレンズを使うか、が難しい選択になってきます。
日常の中でいつもと違う、違和感があるという引っかかりも視生活に大きく影響が出る方もいらっしゃるようです。
鼻パットの調整に1時間近く掛かることもあり、
👉「しっくりくる」がとても大切に思えます。
在宅めがねでは筋萎縮性側索硬化症(ALS)の方の眼鏡作成を承っております。
外出しなくても、動かずに、メガネをその場で、家で作ることができます。
コミュニケーションの要となる眼を、できるだけ大切に、疲れさせないように、ご助力出来たらと思います。
また、眼鏡作成にて障害者福祉支給制度の助成が受けられる場合もございます。
是非、ご相談ください。