40代からのパーソナル眼鏡コンサルタント

40代からのパーソナル眼鏡コンサルタント

ある日、突然、「見づらい…」と思うことがあるのではないでしょうか。「手元が、見づらい……」と。そう、それは突然やってきたように思います。老眼です。

 

あまりいい響きではないですね、漢字のそれ自体に意味を持たせる言語の長所でも短所でもあるような気がいたします。老眼はNGワードとの認識が高く、以前は他の言葉を考えようというキャンペーンがあったように思います。

パーソナル眼鏡コンサルタント

今日、高齢者の4人に1人は認知症・軽度認知障害であるとの統計が出ています。(認知症施策の総合的な推進について:厚生労働省より)その中で眼科、在宅めがねでも認知症を患った方の眼鏡を作らせていただくことが多くなってきています。

しかしながら、説明をする際これほど分かりやすい言葉もなく、眼科で遠回しの説明をしていた時もありますが、良いか悪いか「老眼」という言葉は、患者様にすんなりと入っていく言葉であるのは間違いがなさそうです。

突然訪ねてくる老眼

突然のように訪ねてくる招かざる「老眼」は実は日々着実に足音を立てています。それぞれの屈折異常にもよりますが、40歳を過ぎると症状として現れると言われてます。しかし、それ以前から水晶体という僕達のレンズは日々弾力が失われ、ピント調節が難しくなっていっているのです。

老眼は近くが見えなくなるだけでなく、目の奥の痛み、肩こり、頭痛、吐き気など様々なお友達を連れてきてしまいます。前述の「それぞれの屈折異常」が大きなフィールドとなっていて、そこをしっかりと押さえながら、上手に仲良くお付き合いしていくしかありません。

「在宅めがね」では、眼科で年間1,000人ほどの方のメガネ作りに携わり、眼鏡屋として20年の経験を持つスタッフがご自宅へお伺いし、視力の悩みをしっかりお聞きしながら眼鏡を作成いたします。特に老眼は40代から始まりますが、年齢を重ねるごとに症状が変わりながら、長年うまく付き合っていく必要があるものです。大手チェーンのように眼鏡づくりを担当したスタッフが移転することはありませんので、ライフスタイルの変化に合わせて「相談できる眼鏡屋」としてご利用いただけたら幸いです。

老眼Q&A

視力は良かったのに老眼になりました。出来合いの老眼鏡を使っても10分くらいで疲れてしまいます。本が好きなのですが、読書は諦めた方が良いでしょうか。​

ほとんどの方が平等に40歳を過ぎていけば老眼になります。老眼は遠方がしっかりと見えている状態で近見(30cm~40cm)にピントが合うかどうかになります。近視の方は裸眼で近くにピントが合う方も多くいらっしゃいます。(もちろん近視の強さ次第です。) 遠くが良く見えていた方(正視、遠視)は裸眼で近くの見え方が辛くなるのを感じやすいと思います。

その方がベースにどの様な屈折異常があるかによって、調節の加減、老眼の感じ方が変わってきます。老眼に気づいたら、眼科でしっかりと検査をしてもらい、眼鏡専門店でしっかりと遠近両用眼鏡またはリーディンググラスを作製しましょう。驚くほど快適になることが多く見受けられます。

4、5年前に買った老眼鏡が見えづらくなりました。新しい老眼鏡を買うよりも老眼を治す方法はありますか。

老眼は眼の中の水晶体というレンズの弾力が失われ、徐々に硬くなりピント調節が難しくなっていく状態です。少し違うかもしれませんが、ゆで卵を元の液状に戻すことは困難と思います(2015年に海外で「ゆで卵を生に戻す」ことに成功という記事もありましたが)。固まった水晶体も同じで弾力性を回復させるのは現在の医療では不可能なようです。

ですので、老眼については、現在は眼鏡、コンタクトレンズ、人口水晶体(白内障手術)で対応するのが気軽で、安心です。最近では老眼対策としてのレーシック、ICLなどの方法もあるようですが、そもそもが老眼目的ではない為、疑問が残るところです。老眼鏡は自身の必要な時に掛け外しができ、気軽にとても快適な道具としてお付き合いができます。

在宅めがねのある暮らし
MENU